ディスレクシアの日本人有名人のまとめ!学習障害との違いは?

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ディスレクシアの日本人の有名人のまとめ!学習障害との違いは?

ブログライターkomichiです。

今回のテーマは、「ディスレクシアの日本人有名人のまとめ!学習障害との違いは?」です。

そもそもディスレクシアとはいったいなんでしょうか?

聞き慣れない言葉なので、じっくりと記事をまとめていきたいと思います!

ディスレクシアとは?

1884年にドイツのルドルフ・ベルリン医師が一番最初に報告をされた、発達障害の学習障害のひとつで、文字の読み書きだけに限定した疾患がディスレクシアと呼ばれている状態です!

これは本人の努力不足などが原因ではなく、知的能力が低いわけでもないのです。

なんでも脳機能の発達に問題があるとされていて、文字を読むことや書くことが困難な人のことをこのように呼んでいます!

日本では、発達性読み書き障害と呼ばれることもあります。

なんでも研究によると、脳の情報処理のやりかたが他の人と異なり、普通の人は脳の中の情報を統合する領域で文字を自動処理しているのに対して、ディスレクシアの人たちはこの処理能力がスムーズにできず、異なる使い方をするという特徴があると考えられています!

使う言語によって症状の現れ方は異なることも分かっていて、遺伝性も高いといわれています。

日本では研究が進んでいないだけでなく、実態調査なども盛んに行われているわけではないので、大人になったディスレクシアの判定方法も定められていません。

ですが、社会人になった人でこの症状を実は持っていたという方が素晴らしい実績を残したり、大学で優秀な成績をあげている人もいるのが現状でありながらも、社会的に不当な扱いを受けている方もいて、国内では自分がディスレクシアだと公言している人たちによって積極的な支援を行っている動きもあるのです!

有名人にも意外と多いこの症状を抱えている人の有病率は正確には把握されていません。

この学習障害のひとつであると考えられているディスレクシアの初期症状は次のものがあると言われています。

◎ 幼い頃から文字に興味がない
◎ 読み飛ばしや勝手に読むという傾向がある
◎ 絵本などを読んでもらうのは好きでも、自分で積極的に読もうとはしない
◎ 読み誤りが目立つ
◎ 会話は普通にでき知的にも問題がないのだけれど、読み書きがうまくできない
◎ 音読より黙読が苦手
◎ 読んでいるところを確認するように指で抑えながら読む
◎ 本を呼んでいると疲れてしまう
◎ 途中で文章や文字を区切ってしまう
◎ 耳で聞くと同じ音の表記に誤りがある
◎ 形の似ている文字を間違えやすい
◎ 画数の多い漢字に間違いが多くなる

このようにディスレクシアの人たちは、かなり文字などに対する感性が独特であるということが分かります。

個人的経験ですが、母がこういった面が強い人でした。

すでに亡くなっていますが、同じアニメに出てくるキャラクターを間違えて捉えていたり、言葉の扱い方や捉え方が独特だったので、もし生きていて学習障害の一つであるディスレクシアの検査などを受けていれば該当していた可能性もあるなぁと感じながら記事をまとめています。

この障害を持っている人が文字を目にしたとき、文字が目に刺さってきたり、踊ったり動いたりねじれて見えたりしてしまうんだとか!

上のほうに貼っている画像のように文字が見えてしまっているようです!

文章を書き写そうとしても、どの文字のどこを書いていいのかがわからないといった状態になり途方にくれることになるのです。

それでは、どうやって診断をくだされるのでしょうか?

世界保健機関や国際疾病分類、精神疾患の診療で世界的に用いられている判断基準の「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版」が使われています。

根本的に治療する方法はなく、薬物治療ではなく環境を調整したり、カウンセリングを受けること、このあとご紹介するトレーニング用の書籍やアプリなどを使っていきます。

日本人のディスレクシアは少ない!?

世界中にいると言われるこの障害は、日本人には少ないのでしょうか?

調べていくと、どうやら日本語というものがこの学習障害に気づきにくい言語であるといわれているようです!

なぜなら日本語は一文字一対応、「い」と書けば「い」としか読まない。

ですが、英語などは読まない文字も多く不規則なので、混乱しやすいのだと言われています。

ですから、日本よりもイギリスや英語のほうがディスレクシアに対する対応が早く、研究も進んでいるのが現状のようです。

要は日本語は読み書きが他の言語よりも単純でスムーズということがいえるようです。

なので、どうしても検査などが他国に比べて遅れがちになり、さらにはこの障害に気づいた場合の対処方法がとにかくガリガリに勉強させると言ったスパルタ式になりがちで、普通のこどもでもそうなると学ぶことが嫌になるのに、そういった方法で克服させようとすることで本人が勉強自体を嫌いになるといった悪循環の世界観が出来上がってしまっている面も否定できないようです!

世界的に見ても、日本にディスレクシアが少ないといわれるのは、このような社会背景や考え方の違い、日本語の単純さなどが関係しているようですね。

日本では人口の5から8%ほどいて、アメリカなどでは10~15%いるのですから、相当数が違うことは分かります。

文部科学省が4万人を対象に調査した結果、4%ほどの児童がこの障害を抱えていることが分かったのです。

ということは、どの学級にも1~2人はいるということです。

学習障害との違いは?

すでに書いているとおり、ディスレクシアは学習障害の一種なので、この中に位置づけられた障害の一つになります!

ちなみに、学習障害は次の3つに分類されているのです。

● ディスレクシア・・・読みが困難
● ディスグラフィア・・・書きの困難
● ディスカリキュア・・・算数や推論が困難

この3つの中で、学習障害だと診断された人の中で一番多いのが読みが困難な人たちなのです。

日本は昔から読み書きそろばんの国でしたが、それなのにこれらが難しいという方が一定数いるというのは不思議な感じがしますね。

そして、ディスレクシアなどの学習障害を持つ人の中には、発達障害を抱えている人も多く、はっきりと判断するには小学生くらいにならないと難しいようです。

さらに読みが困難だという判断は、さらに小学校4年生くらいにならないと分かりにくいとも言われています。

ディスレクシアの日本人有名人のまとめ

有名人の中にも多く、一般的にもよく知られているのが海外ではトム・クルーズですが、日本人でこの障害を持っている人はどんな方がいるのかまとめていきます!

☆ ミッツ・マングローブ

週刊女性プライムという雑誌に、次のような告白をしています。

量は多くないんだけどセリフが覚えられない、暗記するときは絵と音で覚える

☆ 南雲明彦

日本の講演家で、21歳のときに自覚したといいます

☆ 柳家花緑

日本の落語家です。

☆ 砂長美ん

社会貢献食品店経営者であり、ヘアーメイクアーティストでもあります。
23歳のときに留学先のロンドンでディスレクシアであると教授から指摘を受けたことがきっかけで、この学習障害の啓蒙や支援活動を行っています。

☆ 中竹竜二

日本ラグビーフットボール協会コーチィングディレクター

他には黒柳徹子さんの名前も上がっているようですが、これは間違いという説もありますね。

ディスレクシア支援グッズ&アプリ紹介

ここからは、社会的にも多くの人に知られるようになった学習障害の一つを支援するグッズやアプリについて情報をまとめていきたいと思います。

書籍だけでなくアプリなどもあり、学習しやすいものが次々と登場しているようです。

こちらはディスレクシア語弊指導アプリになります。

https://shien-network.kanafuku.jp/use/apps/1292.html

こちらでは、かなりの数のアプリなどが紹介されています!
https://www.teensmoon.com/chart/%E3%80%90%E5%9B%B3%E8%A1%A8%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%EF%BC%81%E3%80%91%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3-x-ict%EF%BC%88%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%9B%B8%E3%81%8D%E7%B7%A8%EF%BC%89/

書籍は次のものが販売されているようです!

● 発達性読み書き障害トレーニングブック
● ディスレクシアでも大丈夫
● 読み書きが苦手な子どもへの基礎トレーニングワーク
● LDの子の読み書き支援が分かる本

アマゾンで検索をすると数多くの支援書籍などが見つかりますので、あなたが気になるものを選んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

ディスレクシアという言葉に反応している人は数多くいて、検索ニーズもかなり高いと言われています。

今回記事をまとめて、一学級に1~2人の割合で存在するということを知り驚いたとともに、日本ではあまり研究が盛んではないので、見過ごされて大人になっている人も多いことも分かり、そんな困難を抱えながらも必死で努力したり、業績をあげたりしている人もいるんだということに感動すらしてしまいます。

もちろん、大変つらい目にあっている方も多い現実があることも分かり、すべての人が同じようにはいかない現実の中で必死に生き抜いている姿が浮かび上がって頭が下がる思いでいっぱいになりました。

個人的にも似たような症状を抱えながら育ってきたこともあり、みんなと同じじゃない面に悩んできましたから他人事ではありません。

こういった話は理解されにくいだけでなく、悩んでいたとしてもどこで誰に相談すればいいのかも分かりませんから、ほんとうに大変だと思います。

支援する人たちが増えているというのは障害を抱えている人にとっては非常にありがたいだけでなく、安心感を持てる場所があるだけでも生きる勇気が湧いてくると思います。

というわけで今回は、「ディスレクシアの日本人有名人のまとめ!学習障害との違いは?」というテーマでお届けしました。